SNS営業ガイド

LinkedIn営業の始め方ターゲット選定・DM例文・運用代行の選び方

LinkedIn営業は、職種や担当領域を手がかりに相手を選び、事業に関係する会話を始める営業活動です。送信件数だけを増やすのではなく、「誰に・なぜ連絡するか」と「返信後に何をするか」を先に決めます。

公開: 執筆:株式会社Curio(OOTO.運営)

最初に決めることは3つ

対象は「業種・企業規模・担当者の役割」、DMは「連絡の理由・相手との接点・一つの提案」、成果は「返信数・有効な会話・商談数」に分けて考えます。代行を利用する場合も、送信前の確認と返信担当を決めておくことが大切です。

LinkedIn営業が向いている場面

相手の職種や事業上の課題と、自社が提供できる価値に具体的な接点がある場合に検討しやすい方法です。対象にしたい人がLinkedInを使っているか、連絡可能な状態かを確認してから始めましょう。

「相手の役割」から提案内容を決める
目的届けたい相手最初に提案すること
SaaS営業導入部門の担当者・責任者担当業務に関係する課題と、解決方法の概要
人材会社のスカウト求人の経験・職種条件と接点のある人経歴と求人の接点、役割・条件の概要
協業先の開拓事業責任者・アライアンス担当者顧客層や事業の共通点と、協業の仮説

幅広い職種へ同じ文面を送る前に、一つの用途に対象を絞ります。候補者への連絡なら、転職希望や現職への不満を勝手に決めつけないことも大切です。

LinkedIn営業を始める7ステップ

1. 「商談の一歩前」の目的を決める

初回の連絡から必ず商談を取り付けようとすると、相手が判断するための情報が不足しがちです。まずは「資料の送付可否を聞く」「課題の有無を確認する」「求人の概要を伝える」など、相手が答えやすい目的を一つ決めます。

2. ターゲットと除外条件を整理する

業種・企業規模・担当部門・役割の4項目で、候補となる相手の条件を書き出します。既存顧客、商談中の相手、連絡を断られた相手などは除外リストに入れ、重複した連絡を避けます。

対象条件の例:従業員50〜300名の企業で、人事・採用業務を担当する人。採用担当者向けのSaaSを紹介し、関心がある場合に概要資料を送る。これは条件設計の例であり、この規模の企業に必ず需要があるという意味ではありません。

3. プロフィールで身元と提供価値を伝える

相手が連絡を受けたあとにプロフィールを見ても、何をしている人かわからなければ判断できません。所属・役割・扱うサービス・公式サイトを整え、実際に公開できる事例や実績だけを掲載します。サービス名だけでなく、誰のどの業務を支援するかを説明しましょう。

4. 相手との関係に合う連絡方法を選ぶ

つながりの状態や利用プランによって、使えるメッセージ機能は異なります。LinkedIn公式ヘルプでは、知らない相手との接点づくりにInMailやグループを活用する方法も案内されています。つながり申請の承認を、営業連絡への同意と決めつけないようにします。

申請・送信の制限を回避する運用はせず、現在の機能と公式ルールに沿って連絡方法を選びます。LinkedIn公式:つながり申請に関する制限

5. 一人ひとりとの接点が伝わるDMを作る

「なぜあなたに連絡したのか」を最初に示し、続けて提供価値と一つのお願いを書きます。相手の投稿に触れるなら、実際に読んだ内容に限ります。初回から長い会社紹介、複数のリンク、複数の日程候補を詰め込む必要はありません。

6. 返信する人と次の行動を決める

返信が来てから担当者を探すと、関心のある相手への対応が遅れます。「料金を聞かれたら誰が答えるか」「資料は何を送るか」「商談に進む条件は何か」を決めておきます。お断りの連絡は記録し、以後のアプローチ対象から外します。

7. 少ない件数で確認し、一つずつ改善する

最初に決めた対象と文面で反応を確認し、次は対象条件か文面のどちらか一つを変えます。返信数だけでなく、どんな質問やお断りが届いたかを整理すると、サービスの伝え方を見直せます。結果が出る前に条件を何度も変えると、何が影響したか判断しづらくなります。

目的別に使えるLinkedInのDM例文

以下は文面を組み立てるための例です。[ ]の部分を事実に合わせて変更し、そのまま一斉送信しないでください。相手の公開情報を確認し、受信設定と利用できる機能の範囲で連絡します。

SaaS営業:まず概要を送ってよいか聞く

[お名前]様
はじめまして。[会社名]の[氏名]です。[相手の担当領域・確認できた取り組み]を拝見し、ご連絡しました。
弊社では[対象業務]を支援する[サービス名]を提供しています。[相手の業務との具体的な接点]について、概要をお送りしてもよろしいでしょうか。
ご担当外でしたら、ご返信には及びません。

「大幅な売上アップ」など根拠のない効果を約束するより、支援できる工程を具体的に書きます。最初のお願いを資料送付に絞ることで、相手が返答しやすくなります。

人材会社のスカウト:経歴と求人の接点を伝える

[お名前]様
[人材会社名]の[氏名]と申します。プロフィールの[実際に確認した経験]を拝見し、[職種・役割]の募集と接点があると考え、ご連絡しました。
今回の求人は[勤務地・働き方・担当領域など公開できる条件]です。ご関心があれば、業務内容と募集条件の詳細をお送りできますでしょうか。
今はお考えでなければ、その旨をお知らせいただけましたら、今回のご案内は控えます。

転職意欲を推測して断定せず、判断に必要な条件を伝えます。紹介許可のない会社名や非公開の条件は書かず、求人内容は送信前に確認します。

協業提案:双方の利点を短く示す

[お名前]様
[会社名]の[氏名]です。御社の[サービス・取り組み]を拝見しました。弊社は[顧客層]に[提供価値]を届けています。
[具体的な補完関係]の点で、両社のお客様に役立つ連携ができないかと考えています。まずは提携案の概要をお送りしてもよろしいでしょうか。

「何かご一緒できれば」だけで終えず、紹介・販売連携・共同企画など、想定している協業の形を一つ示します。

返信率・商談数は、分母を揃えて測る

送信件数と商談数を混同せず、同じ対象・同じ期間で追います。「返信率が高い」だけでは、商談に結びつく会話が増えているか判断できません。

営業活動を見直す4つの指標
指標計算・記録方法確認すること
送信人数初回DMを送った相手の人数再送を含めた送信通数と分ける
返信率返信した人数 ÷ 初回DMの送信人数お断りを含む返信と、前向きな返信を分ける
商談化率商談になった人数 ÷ 初回DMの送信人数「返信者のうち何%か」と分母を混同しない
商談単価対象期間の運用費用 ÷ 商談件数社内の対応工数も必要に応じて含める

たとえば100人へ初回DMを送り、10人から返信があり、2人と商談になった場合、返信率は10%、送信人数に対する商談化率は2%です。返信者に対する商談化率なら20%になります。この数値は計算例であり、平均値や成果予測ではありません。

送信直後と数週間後では集計結果が変わります。返信を待つ期間を決め、同じ送信対象グループで比較しましょう。

LinkedIn運用代行を選ぶときの確認ポイント

同じ「運用代行」でも、投稿制作、営業DM、採用スカウトでは業務が違います。費用だけを比べる前に、必要な作業と自社で対応する作業を整理します。

目的ごとに確認したい業務
目的主に確認する範囲成果を判断する材料
投稿運用投稿企画、原稿・画像制作、公開、レポート投稿への反応、サイトへの流入、問い合わせ
営業DM対象選定、リスト・文面作成、送信、返信の引き継ぎ送信人数、返信内容、有効な会話、商談
採用スカウト求人条件の整理、候補者選定、文面作成、面談への引き継ぎ返信、面談、選考への接続

見積もり前に確認する6項目

  1. 媒体とアカウント:対象はLinkedInだけか、Xも含むか。利用するアカウントと権限の扱い。
  2. 件数の定義:リスト件数、申請件数、DM送信件数のどれか。送れなかった場合の扱い。
  3. 確認の流れ:対象リストと文面を誰が確認し、いつから送信するか。
  4. 返信後の担当:返信対応、日程調整、商談までのどこを自社で担当するか。
  5. 費用と期間:税、初期費用、ツール費、最低契約期間、追加費用、終了時の条件。
  6. 報告と改善:報告内容、対象除外の反映方法、文面を見直すタイミング。

OOTO.の料金と対応範囲

OOTO.のLinkedIn運用代行・DM営業支援では、ターゲット選定・リスト作成・DM文面作成・送信代行・運用状況の共有と改善提案を行います。返信対応・日程調整・商談はお客様の担当です。

ミニプランはLinkedIn・Xのいずれか1媒体、月200件のDM送信で月額5万円(税別)。スタンダードはLinkedIn・Xの2媒体、月400件〜で月額15万円〜(税別)です。DM送信件数を定めるプランで、返信数・商談数を保証するものではありません。

ミニプランは50件無料のお試しをご用意しています。アカウントの状態、送信先の条件、対象と文面を確認して進めます。プランの詳細・運用条件を見る

公式ルールも確認しましょう。LinkedInは、無許可の外部ツールによる自動操作やデータ収集を禁止しています。運用代行を頼めば制限がなくなるわけではありません。「大量送信できるか」だけで選ばず、利用する機能・作業方法・アカウントの扱いを確認してください。LinkedIn公式:自動化されたアクティビティ

LinkedIn営業でよくある質問

つながっていない相手にもDMを送れますか?

利用プランや相手の設定、InMailなどの利用可否によって異なります。すべての相手へ自由に送れるわけではありません。送信前に、現在のアカウントで利用できる機能と公式ヘルプを確認してください。

DMの返信がないときは、何を見直しますか?

まず相手の担当領域と提案が合っているか、連絡の理由が伝わるか、依頼が一つに絞られているかを確認します。再送を増やす前に、対象と文面を点検しましょう。連絡を断られた相手は対象から除外します。

個人事業主でも運用代行を依頼できますか?

OOTO.は個人事業主の方もご利用いただけます。扱う商材、届けたい相手、利用する媒体を伺い、対応範囲をご案内します。

DM例文をそのまま使ってよいですか?

構成の参考としてご利用ください。相手の経歴や取り組みに関する部分は事実を確認し、自社のサービスと相手の業務との接点に合わせて書き換えます。

まずは、対象と文面を整理するところから

DM営業を50件無料で試してみませんか。

LinkedIn・Xのいずれか1媒体で、ミニプランのお試しをお申し込みいただけます。フォーム送信後、打ち合わせ日時を選べます。