事例25現場から戻ってからの日報づくりに追われている方へ

音声入力と現場写真から、建設現場の日報と元請けへの報告書をAIで作る

建設現場の日報を、スマホの音声入力と現場写真からAIで作成する仕組みです。写真の整理、工程の遅れの把握、元請けへの報告書の下書きまでをまとめて支援し、事務所に戻ってからの書類作業を減らします。安全上の判断は人が行います。

  • スマホの音声入力
  • Googleフォーム
  • Googleドライブ
  • ChatGPT / Claude
  • Googleスプレッドシート
対象
複数の現場を少人数で管理している専門工事会社・工務店の現場責任者
構築の目安
2〜3日
難易度
中級

01こんな課題に

事例25

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02仕組みの全体像

現場責任者がスマホから、Googleフォームなどのフォームに現場名・日付・写真を登録し、作業内容は音声入力で話して記録します。登録された内容をAIに渡し、決まった様式の日報に整えさせ、工程表の予定と比べた遅れや、翌日の段取りの確認事項を挙げさせます。写真は現場・日付・工種ごとのフォルダに整理します。週の終わりには1週間分の日報をもとに、元請けへの報告書の下書きを作ります。安全に関わる判断や、元請けへ提出する内容の確定は人が行います。

スマホの音声入力現場で作業内容・進捗・気づいたことを話して記録する
Googleフォーム現場名・日付・写真と音声入力のテキストを登録する
ChatGPT / Claude日報の様式に整え、工程の遅れと翌日の確認事項を挙げる
Googleドライブ現場写真を現場・日付・工種ごとのフォルダに整理する
Googleスプレッドシート工程表に進捗を記録し、遅れのある作業を一覧にする
ChatGPT / Claude1週間分の日報から元請けへの報告書の下書きを作り、現場責任者が確認する

03構築の手順

日報の様式と入力項目を決める

今使っている日報の項目(天候、作業員数、作業内容、進捗、使用した資材・機械、気づいた点、翌日の予定など)を洗い出し、AIに出力させる様式として固定します。元請けから指定された様式がある場合は、それに合わせます。

スマホから登録できるフォームを作る

Googleフォームなどで「現場名(選択式)」「日付」「写真」「作業内容(自由記述)」の入力フォームを作ります。作業内容の欄はスマホの音声入力で話して入れる運用にすると、手袋を外す時間も短く済みます。写真には工種や撮影場所を一言添えてもらうと、後の整理が楽になります。

AIで日報の形に整える

フォームの回答を下の指示文と一緒にAIに渡し、決まった様式の日報に整えさせます。音声入力の言い間違いや現場の言い回しはAIが補うこともありますが、意味が取れない部分は推測させずに「要確認」と残させます。連携ツール(ZapierやMakeなど)を使えば、登録から下書き作成までを自動でつなぐこともできます。

写真の整理と工程の遅れの把握

写真はGoogleドライブで「現場名/日付/工種」のフォルダに保存します。日報の進捗をGoogleスプレッドシートの工程表に記録し、予定より遅れている作業をAIに一覧にさせます。遅れの理由(天候、資材の搬入、人員など)もあわせて記録しておくと、元請けとの打ち合わせで説明しやすくなります。

元請けへの報告書の下書きを作る

週の終わりに1週間分の日報と工程表をAIに渡し、元請けへの報告書の下書きを作らせます。進捗、遅れとその対応、来週の予定、相談したい事項の順でまとめさせると読みやすくなります。提出前に現場責任者が内容と写真を確認し、数字や表現を整えます。

安全に関わる記録は人が判断する

ヒヤリハットや危険箇所に関する記述は、AIが日報に整える際に削ったり弱めたりしないよう、原文のまま残させます。安全対策の要否や作業の中止・再開などの判断は、現場責任者や安全管理の担当者が行います。

04そのまま使える指示文

音声入力のメモから建設現場の日報を作る指示文です。{{ }}の部分を自社の内容に置き換えて使ってください。

あなたは建設現場の日報作成を手伝うアシスタントです。以下の音声入力のメモと登録内容をもとに、日報を作成してください。

# ルール
- メモに書かれた内容だけを使い、推測で作業内容や数量を補わない
- 意味が取れない部分や数字があいまいな部分は「要確認」と書く
- 安全に関する記述(ヒヤリハット、危険箇所、不具合など)は省略せず、そのまま【安全に関する記録】に書く
- 安全対策の要否や作業の可否は判断しない

# 出力形式
【現場名】【日付】【天候】【作業員数】
【本日の作業内容】工種ごとに箇条書き
【進捗】工程表の予定との比較(予定どおり / 遅れ / 前倒し)と、遅れの場合はその理由
【使用した資材・機械】
【安全に関する記録】
【翌日の予定と確認事項】
【要確認】

---
現場名:{{現場名}}
日付:{{日付}}
天候:{{天候}}
作業員数:{{作業員数}}
工程表の本日の予定:{{本日の予定}}
音声入力のメモ:
{{音声入力のメモ}}

05人が確認するポイント

AIは下書きと整理を担当し、判断と最終確認は人が行う設計にしています。

  • 安全対策の要否や作業の中止・再開など、安全に関わる判断は現場責任者や安全管理の担当者が行う
  • ヒヤリハットや危険箇所の記述が、AIの整形で削られたり表現が弱められたりしていないか確認する
  • 元請けへの報告書は、進捗の数字・写真・表現を現場責任者が確認してから提出する
  • 音声入力の誤変換や「要確認」の部分を、その日のうちに入力者が見直す
  • 現場写真や図面に関する元請け・施主との取り決め(撮影・共有の範囲)と、AIサービスのデータの取り扱いを確認する

06効果の測り方

導入前に次の指標を1〜2週間記録しておくと、導入後の変化を比べられます。

指標測り方
日報1件あたりの作成時間現場責任者が日報の作成にかかった時間を記録
工程の遅れに気づくまでの日数工程表で遅れが記録された日と、対応を始めた日の差を確認
元請けへの報告書の作成時間週次報告の作成にかかった時間を記録

試算例:現場責任者3人が、それぞれ月22日の日報に1件30分かけている場合、合計で月33時間かかっています。音声入力とAIの下書きを確認する形にして1件10分にできれば、合計で月11時間になり、約22時間を削減できます。実際の効果は、現場の数や日報の様式、音声入力の使いやすさによって変わります。

本資料は、Curioが自社業務や支援の中で扱っている業務テーマをもとに、一般的な構成と手順をまとめたものです。各ツールの機能・料金は変更されることがあるため、導入時に最新の情報をご確認ください。

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株式会社Curio 代表取締役 平山真梨花
代表取締役 平山 真梨花がお話を伺いますヤフー株式会社で新規事業開発に携わり、2024年に株式会社Curioを設立。自社サービスの運営で得たAI活用の実践をもとにご提案します。
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