01こんな課題に
- 希望休がLINEや口頭、紙でばらばらに届き、集めるだけで手間がかかる
- 曜日や時間帯ごとの必要人数を考えながら組むと、毎月何時間もかかる
- 鍵の開け閉めやレジなど、できる人が限られる業務の配置を見落とす
- 特定のスタッフに勤務が偏り、不公平感が出てしまう
事例26
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02仕組みの全体像
Googleフォームでスタッフの希望(出勤できる日・時間、希望休、希望する勤務日数)を集め、Googleスプレッドシートにまとめます。同じスプレッドシートに、曜日・時間帯ごとの必要人数と、スタッフごとのスキル(レジ、キッチン、開店・閉店作業など)を整理しておきます。これらをAIに渡してシフト案を作らせ、条件を満たせなかった枠を一覧で出させます。店長が案を見て調整し、労働時間や休憩のルールを確認してから公開します。
Googleフォームスタッフから出勤可能日・時間と希望休を集める
→Googleスプレッドシート希望・必要人数・スキル・勤務条件を1つのシートに整理する
→ChatGPT / Claude条件に沿ったシフト案と、満たせなかった枠の一覧を作る
→Googleスプレッドシート店長が案を調整し、労働時間や休憩のルールを確認する
→LINE公式アカウント / LINEグループ確定したシフトをスタッフに共有する
03構築の手順
希望の集め方をそろえる
Googleフォームで「名前」「出勤できる日と時間帯」「希望休」「希望する勤務日数」を毎月同じ形式で集めます。回答はスプレッドシートに自動でたまるので、LINEや紙で集めるより整理が楽になります。締め切り日を決めて、毎月同じタイミングで案内します。
必要人数とスキルの表を作る
スプレッドシートに、曜日・時間帯ごとの必要人数を表にします。別のシートに、スタッフごとに「レジ」「キッチン」「開店作業」「閉店作業」などできる業務を○で記入します。「閉店時は鍵を扱える人を1人以上」のような条件も文章で書き出しておきます。
AIにシフト案を作らせる
希望・必要人数・スキル・条件をまとめて、下の指示文と一緒にAIに渡します。1か月分を一度に作らせると崩れやすい場合は、1週間ずつ作らせると安定します。条件を満たせなかった枠は無理に埋めず、一覧で出させるのがポイントです。
店長が調整して仕上げる
AIの案をスプレッドシートに貼り、店長が調整します。満たせなかった枠はスタッフに相談して埋め、勤務日数の偏りや、スタッフ同士の組み合わせなど、表に書けない事情もここで反映します。
労働時間と休憩のルールを確認する
完成したシフトで、1日・1週間の労働時間、休憩、連続勤務、扶養の範囲内で働きたいスタッフの勤務時間などに問題がないかを、店長や本部の担当者が確認します。労働時間に関するルールは雇用契約や就業規則によっても異なるため、判断に迷う場合は社会保険労務士などの専門家に相談します。
共有して翌月の改善につなげる
確定したシフトをLINEなどで共有します。シフト確定後の交代や欠員の件数を記録しておき、翌月は必要人数や条件の書き方を見直します。条件の表が育つほど、AIの案もそのまま使える部分が増えていきます。
04そのまま使える指示文
希望と条件からシフト案を作る指示文です。{{ }}の部分を自社の内容に置き換えて使ってください。
あなたは{{業態(例:飲食店)}}のシフト作成を手伝うアシスタントです。以下の情報をもとに、{{対象期間}}のシフト案を作ってください。
# 守る条件
- スタッフの希望休と出勤できない時間帯には入れない
- 曜日・時間帯ごとの必要人数をできるだけ満たす
- 各時間帯に、指定されたスキルを持つ人を配置する(例:閉店時は鍵を扱える人を1人以上)
- 各スタッフの希望勤務日数に近づけ、特定の人に勤務が偏らないようにする
- 条件を満たせない枠は無理に埋めず、空欄にする
# 出力形式
1. 日付×時間帯の表で、担当スタッフの名前を記入したシフト案
2. 【満たせなかった枠】日付・時間帯・不足人数・不足しているスキル
3. 【スタッフ別の勤務日数と合計時間】
---
スタッフの希望:
{{希望一覧}}
必要人数:
{{曜日・時間帯ごとの必要人数}}
スキル表:
{{スタッフごとのできる業務}}
その他の条件:
{{その他の条件}}
05人が確認するポイント
AIは下書きと整理を担当し、判断と最終確認は人が行う設計にしています。
- シフトの確定は店長が行い、AIの案はそのまま公開しない
- 労働時間・休憩・連続勤務などのルールに沿っているか、店長や本部の担当者が確認する(判断に迷う場合は専門家に相談する)
- 希望休や出勤できない時間帯に勤務が入っていないか、スタッフごとに確認する
- 特定のスタッフに勤務が偏っていないか、勤務日数と合計時間の一覧で確認する
- AIに渡す情報は名前・希望・スキルなどシフト作成に必要な範囲にとどめる
06効果の測り方
導入前に次の指標を1〜2週間記録しておくと、導入後の変化を比べられます。
| 指標 | 測り方 |
|---|
| 1か月分のシフト作成時間 | 希望の締め切りからシフト公開までに店長が作業した時間を記録 |
| シフト確定後の交代・欠員の件数 | 公開後に発生した交代依頼や欠員の件数をスプレッドシートに記録 |
| 必要人数を満たせた枠の割合 | 公開時点のシフトで、必要人数を満たした枠の数を全体の枠数で割る |
試算例:スタッフ15人の店舗で、毎月のシフト作成に6時間かけている場合、AIの案を調整する形にして2時間にできれば、月約4時間を削減できます。3店舗で同じ運用をすれば、月約12時間になります。実際の効果は、スタッフの人数や条件の複雑さ、希望の集まり方によって変わります。
本資料は、Curioが自社業務や支援の中で扱っている業務テーマをもとに、一般的な構成と手順をまとめたものです。各ツールの機能・料金は変更されることがあるため、導入時に最新の情報をご確認ください。