01こんな課題に
- 面接中にメモを取ることに気を取られ、候補者の話に集中しきれない
- 面接官ごとにメモの粒度がばらばらで、二次面接に引き継ぎにくい
- 評価コメントを書くのが面接の数日後になり、記憶があいまいになる
- 「なんとなく良かった」という印象で評価が書かれ、根拠をたどれない
事例14
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02仕組みの全体像
候補者の同意を得たうえで、オンライン面接の録音・文字起こしを取得します。文字起こしをAIに渡し、自社の評価項目(例:志望動機、経験・スキル、仕事の進め方、コミュニケーション、懸念点・確認したい点)ごとに候補者の発言を引用つきで整理させます。整理した記録をNotionの候補者ページに保存し、面接官はそれを見ながら自分の言葉で評価と合否の意見を記入します。AIには点数や合否を出させず、「発言の整理」までに役割を限定します。
Googleフォーム面接前に録音・文字起こしとAI利用について候補者の同意を取る
→Zoom / Google Meet面接を録音し、文字起こしを取得する
→ChatGPT / Claude評価項目ごとに候補者の発言を整理し、確認できなかった項目を挙げる
→Notion候補者ページに面接記録を保存する
→Notion面接官が評価コメントと合否の意見を自分で記入し、次の面接官に引き継ぐ
03構築の手順
評価項目と観点を先に決める
AIに整理させる前に、自社の面接で何を見るのかを評価項目として言葉にします。項目ごとに「どんな発言があれば判断材料になるか」を1〜2行で書いておくと、面接官同士の目線もそろいます。項目は5〜7個程度に絞るのがおすすめです。
候補者の同意を取る手順を整える
面接案内のメールやGoogleフォームで、録音・文字起こしを行うこと、AIで記録を整理すること、利用目的と保存期間を説明し、同意を得ます。同意が得られない場合は録音せず、従来どおりメモで記録する運用にします。個人情報の取り扱いについては、社内規程や専門家に確認しておくと安心です。
録音と文字起こしの方法を決める
ZoomやGoogle Meetには、プランによって録画や文字起こしの機能が使えるものがあります。対面面接の場合は、ICレコーダーやスマホで録音し、文字起こしツールでテキストにします。保存先は面接官と人事だけが見られるフォルダに限定します。
AIで評価項目ごとに発言を整理する
文字起こしを下の指示文と一緒にAIに渡し、評価項目ごとに候補者の発言を整理させます。要約だけでなく、根拠となる発言の引用を残させるのがポイントです。確認できなかった項目は「確認できず」と書かせ、次の面接で聞くべき質問の候補にします。
面接官が自分で評価を書く
Notionの候補者ページに面接記録を貼り、その下に面接官が評価コメントと合否の意見を記入します。AIの整理はあくまで材料であり、評価や合否は面接官と採用責任者が決めます。AIの要約に違和感があれば、文字起こしの原文に戻って確認します。
引き継ぎと記録の保管ルールを決める
二次面接の担当者には、面接記録と「確認できなかった項目」を事前に共有し、同じ質問の繰り返しを減らします。録音データや文字起こしは、選考終了後に一定期間で削除するなど、保存期間を決めて運用します。
04そのまま使える指示文
面接の文字起こしを評価項目ごとに整理する指示文です。{{ }}の部分を自社の内容に置き換えて使ってください。
あなたは採用面接の記録係です。以下の面接の文字起こしを読み、評価項目ごとに候補者の発言を整理してください。
# ルール
- 合否の判断、点数づけ、候補者の人柄の評価は行わない
- 候補者が実際に話した内容だけを書き、推測で補わない
- 各項目に、根拠となる発言の引用(「」で1〜2か所)を付ける
- 年齢・性別・出身地・家族構成・宗教など、選考に関係のない個人的な情報は記録に含めない
- 発言がなかった項目は「確認できず」と書く
# 評価項目
{{評価項目(例:志望動機 / 経験・スキル / 仕事の進め方 / コミュニケーション / 懸念点)}}
# 出力形式
【項目名】
・要点:
・発言の引用:
最後に【次の面接で確認したい点】を3つまで挙げてください。
---
募集職種:{{職種}}
文字起こし:
{{文字起こし}}
05人が確認するポイント
AIは下書きと整理を担当し、判断と最終確認は人が行う設計にしています。
- 合否・点数・評価はAIに出させず、面接官と採用責任者が判断する
- 録音・文字起こし・AIでの整理について、面接前に候補者の同意を得る(同意がない場合は録音しない)
- 選考に関係のない個人的な情報が記録に入っていないか、面接官が確認して削除する
- AIの要約と文字起こしの原文に食い違いがないか、重要な発言は原文で確かめる
- 利用するAIサービスのデータの取り扱い(学習に使われない設定か)と、記録の閲覧権限・保存期間を確認する
06効果の測り方
導入前に次の指標を1〜2週間記録しておくと、導入後の変化を比べられます。
| 指標 | 測り方 |
|---|
| 面接1件あたりの記録作成時間 | 面接終了から評価コメント記入完了までの時間をNotionの日時プロパティで記録 |
| 評価コメントの提出までの日数 | 面接日と評価記入日の差を候補者ページで確認 |
| 次の面接での重複質問 | 二次面接の担当者が「引き継ぎで省略できた質問があったか」を3段階で記録 |
試算例:月20件の面接で、メモの清書と評価コメントの作成に1件あたり30分かけている場合、月10時間かかっています。AIが整理した記録を見ながら評価を書く形にして1件15分にできれば、月約5時間になり、約5時間を削減できます。実際の効果は、面接の件数や評価項目の数、面接官の書き方によって変わります。
本資料は、Curioが自社業務や支援の中で扱っている業務テーマをもとに、一般的な構成と手順をまとめたものです。各ツールの機能・料金は変更されることがあるため、導入時に最新の情報をご確認ください。