01こんな課題に
- 資料を作るたびに白紙から構成を考えていて、書き始めるまでに時間がかかる
- 商談メモや議事録はあるのに、資料に落とし込む作業が手作業になっている
- スライドの見た目を整える作業に追われ、中身を考える時間が足りない
- 人によって資料の構成や品質がばらつき、上司の手直しが毎回発生する
事例08
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02仕組みの全体像
まず商談メモや議事録、社内の数字などの材料を1か所に集めます。次にChatGPTやClaudeに「誰に・何を決めてもらう資料か」を伝えて、全体の構成とスライドごとの見出し・要点を作らせます。その内容をもとに、GoogleスライドやPowerPoint、またはスライド作成機能を持つ生成AIツールでたたき台を作り、最後に担当者が数字・表現・デザインを確認して仕上げます。
Googleドキュメント / Notion商談メモ・議事録・数字などの材料を1つにまとめる
→ChatGPT / Claude資料の目的と読み手を伝え、全体構成を作成
→ChatGPT / Claudeスライドごとの見出し・要点・図解案を作成
→Googleスライド / PowerPoint・スライド作成AIツール構成をもとにスライドのたたき台を作る
→担当者数字・固有名詞・表現を確認し、デザインを仕上げる
03構築の手順
資料の目的と読み手を一文で書く
「〇〇社の部長に、来期の導入を検討してもらうための提案書」のように、誰に何をしてほしい資料かを一文で書き出します。ここが曖昧なままだと、AIが作る構成も一般論になりがちです。社内報告なら「経営会議で予算の判断をしてもらう」、セミナーなら「参加者が明日から試せることを持ち帰る」といった形です。
材料を1つのメモにまとめる
商談メモ、議事録、過去の提案書、関連する数字などを1つのドキュメントに貼り付けます。顧客名や個人名など、AIに渡す必要がない情報は伏せ字にしておきます。材料が多い場合は、まずAIに要点だけを整理させてから次に進むと構成が安定します。
AIに構成とスライドごとの要点を作らせる
目的・読み手・材料を渡し、「全体の流れ」と「スライド1枚ごとの見出し・要点・入れたい図や表」を出させます。1回で決めずに、「結論を先に」「10枚以内に」「反論されそうな点への回答を入れて」など、条件を変えて2〜3案を比べると選びやすくなります。
スライドのたたき台を作る
決めた構成をもとに、GoogleスライドやPowerPointの自社テンプレートに見出しと要点を流し込みます。スライド作成機能を持つ生成AIツールの中には、構成のテキストからデザイン付きのスライドを作れるものもありますが、機能や書き出し形式、料金はツールやプランによって異なります。社内テンプレートとの相性も含めて、無料の範囲で試してから選ぶのがおすすめです。
数字と表現を人が確認して仕上げる
AIは材料にない数字や事例をもっともらしく書くことがあります。スライドに出てくる数字・固有名詞・日付・価格はすべて元の資料と照らし合わせ、根拠のないものは削除します。最後に読み手の立場で通して読み、言い回しや強調する箇所を整えます。
よく作る資料の型を指示文として残す
提案書・月次報告・セミナー資料など、繰り返し作る資料は、うまくいった構成と指示文をテンプレートとして保存します。次回からは材料を差し替えるだけで同じ水準のたたき台が出るようになり、担当者ごとの品質のばらつきも小さくなります。
04そのまま使える指示文
メモや議事録から資料の構成とスライド案を作る指示文です。{{ }}の部分を自社の内容に置き換えて使ってください。
あなたは中小企業向けの資料作成をサポートする編集者です。以下の材料をもとに、資料の構成案を作ってください。
【資料の種類】{{提案書 / 社内報告資料 / セミナー資料}}
【読み手】{{例:取引先の部長、経営会議の参加者}}
【この資料で読み手にしてほしいこと】{{例:来期の導入を社内で検討してもらう}}
【枚数の目安】{{例:10枚以内}}
出力形式:
1. 全体の流れ(3〜5行で)
2. スライドごとに「番号/見出し(20字以内)/伝える要点(箇条書き3つまで)/入れるとよい図や表」
3. 材料が足りず、担当者が補う必要がある情報の一覧
注意:
- 材料に書かれていない数字・事例・実績は作らず、「要確認」と書いてください
- 価格・納期・契約条件は具体的な数字を書かないでください
---
材料:
{{商談メモ・議事録・関連資料の本文}}
05人が確認するポイント
AIは下書きと整理を担当し、判断と最終確認は人が行う設計にしています。
- スライドに出てくる数字・固有名詞・日付・価格は、元の資料と1つずつ照合してから使う
- AIが「要確認」とした箇所や材料にない内容は、担当者が事実を確認して書き直すか削除する
- 顧客名・個人名・社外秘の数字をAIに渡す場合は、利用するAIサービスのデータの取り扱い(学習に使われない設定か)と社内ルールを確認する
- AIが作った図やイラスト、文章を使う場合は、他社の資料や画像と似すぎていないかを確認する
- 社外に出す資料は、提出前に上司や関係者が内容を確認する手順を残す
06効果の測り方
導入前に次の指標を1〜2週間記録しておくと、導入後の変化を比べられます。
| 指標 | 測り方 |
|---|
| 資料1本あたりの作成時間 | 着手から提出までの時間を、資料の種類ごとに記録 |
| 上司・関係者による手直しの回数 | 提出前のレビューで戻された回数を記録 |
| たたき台の使える割合 | AIの構成案を そのまま使えた / 一部修正 / 作り直し の3段階で担当者が記録 |
試算例:提案書や報告資料を月8本作り、1本あたり4時間かけている場合、資料作成に月32時間かかっています。構成づくりとたたき台をAIに任せて1本2.5時間にできれば月20時間になり、約12時間を削減できます。実際の効果は、資料の種類や求められる品質、材料の揃い具合によって変わります。
本資料は、Curioが自社業務や支援の中で扱っている業務テーマをもとに、一般的な構成と手順をまとめたものです。各ツールの機能・料金は変更されることがあるため、導入時に最新の情報をご確認ください。